男性型脱毛(若はげ)
男性型脱毛(若禿げ)治療薬としてのミノキシジル(リアップ)
1999年夏より日本でもミノキシジルが大正製薬より発売されています。
ミノキシジルは末梢の血管を拡張させ、血圧を下げる降圧剤として1970年代よりアメリカで用いられていました。
ミノキシジルを永くのみ続けているうちに、顔や体のうぶ毛が濃くなる多毛症の副作用が知られてきました。
男性型脱毛(若禿げ)では、これとは逆に頭髪が思春期以後だんだん細くなり、短くなってきます。
そこでミノキシジルの副作用である、うぶ毛を濃くする作用を若禿に応用することが試みられました。
すなわち、ミノキシジルの水溶液を直接禿の部分に塗ったところ、人においても、禿ザル(ベニガオ猿)でも効果があることが判り、男性型脱毛に用いる外用の治療薬として、欧州、カナダ、アメリカで始めは処方薬として、後に一般薬として発売されました。
米国では2%、5%の濃度のミノキシジル(ロゲイン)が発売されています。一方、日本では1%濃度のミノキシジル(リアップ)が大正製薬より発売されています。
米国の発売元であるアップジョン社のデータでは、2%ミノキシジルは著明改善7%、中等度改善41%、軽度改善36%であり、5%の高濃度ミノキシジルでは著明改善例が15%増加したとされています。
なお、この薬は、頭の中央の毛が薄くなるカッパ型の脱毛に効果が高く、額が広くなる脱毛では効果が薄いようです。
男性型脱毛(若禿げ)の内服薬(プロペシア)
プロペシアはテストステロンからDHT転換する酵素をして、DHTの産生抑制を引き起こす薬剤です。
DHTが男性型脱毛を引き起こす原因物質であることから、プロペシアが男性型脱毛の治療薬として使用されています。
プロペシアの改善率は58%であり、90%に抜け毛の進行抑制、改善効果が認められます。
副作用は性欲減退1.1%、勃起機能不全0.7%などがあります。
プロペシアは自費診療として投薬が行えます。4週間分の薬剤費は初診時10000円、再診時9000円です。